2011年10月24日

05.紀の川・岩出・海南・紀美野

りらで元劇団四季の沢木順さん講演

劇団四季の元トップスター・沢木順さん

雪本さん左の歌をほめる沢木さん

劇団四季の元トップスター・沢木順さん(66)が23日、紀美野町真国宮のりら創造芸術高等専修学校(山上範子校長)で講演し、約200人が参加した。舞台芸術を通じて豊かな感性を育み、命の大切さを見つめ直す同校の教育講演 「生きる底力」 シリーズの一環。沢木さんは、パワフルな歌声と表情豊かな演技で客席を魅了し、 「全身の筋肉を使って演技して、歌は感動して歌うことが大切」 と舞台で演じる秘訣(ひけつ)を伝えた。

沢木さんは冒頭で、「生きる力とは感動すること」 と紹介。 自分の感じたことをすぐに感情に出すなど、 日々感動的に生きていると人を引き付ける 「オーラ」 が備わるという。 頭だけで考えるのではなく、 体を使って実際に感動を体験することで、 周りを感動させることができる。 筋肉を使うためには普段から姿勢をまっすぐし、 体の芯に力を入れることなどが必要だと説明した。 沢木さんは 「私の話が皆さんの生きる力の一助になってもらえれば」 と話していた。

また、 後半は沢木さんが 「オー・シャンゼリゼ」 「LOVE」 などの歌を感情たっぷりに披露。 途中からは特別出演として、 沢木さんから 「ダイヤの原石」 と太鼓判を押された2年生の雪本奈那さん (16) が舞台に登場。

雪本さんは歌手になることが夢で、 リハーサル時に沢木さんの前で歌を発表したところ、 沢木さんが歌唱力などにほれ込み、 急きょ舞台で歌ってほしいという話に。 雪本さんは緊張しながらも 「見上げてごらん夜の星を」 など2曲を堂々と歌い、 高い歌唱力で来場者と沢木さんの心を引き付けた。

雪本さんは 「沢木さんの声量と表現力に圧倒された。 夢を夢で終わらせないというお話が聞けて勇気をもらった。 いつか聞いた人が感動してもらえるような歌手になりたい」 と夢を膨らませていた。

また、 この日は演劇祭も開かれ、 県動物愛護センターの依頼で制作した劇 「シロとミミと家族」 の発表などもあった。





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