2011年10月27日

04.文化・くらし

芸術と花の「一期一会」 文協・総合美術展

文協・総合美術展

2人一組の調和を楽しむ来場者

和歌山文化協会(楠山繁会長)が主催する第58回 「総合美術展」 が30日まで、 和歌山市民会館で開かれている。 会員の絵画、 工芸、 俳句など多彩な作品のテーマに合わせて華道部員が花を生け、 2人一組で一つの世界をつくる全国でも珍しい美術展。 70組の作品が一堂に展示されている。

楠山会長の能面 「猩々(しょうじょう)」 には、 中森慶甫さんが緋色のコチョウランや小菊を生け、 猩々(ヒトに似た想像上の生き物)の酔って踊り戯れるさまを表現。

清水達三さんの日本画 「黎明冨士」 や髙野澄子さんの創作刺しゅう 「夢」 の他、 仁坂吉伸知事と大橋建一市長、 世耕弘成参議院議員、 岸本周平衆院議員もそれぞれ昆虫標本や書 「信」、 水墨画 「威風堂々」、 書 「楽」 を出品。 その作品のテーマや雰囲気にぴったりの生け花が添えられている。

初日の27日は開会式とテープカットが行われ、 楠山会長は 「作品の心をよみ取って生けるお花の方は大変ですが、 これが一期一会。 心の通い合いです」 とあいさつ。 来賓の大江嘉幸市教育長は、 「想像する力、 考える力、 他者を理解する力は、 子どもたちに必要ですね」 と語り、 熱心に見入っていた。





この記事と関連がありそうな過去の記事

powered by weblio


04.文化・くらし - 同カテゴリの記事






カテゴリー
社会
事件・事故
政治・経済
スポーツ
文化・くらし
紀の川・岩出・海南・紀美野

これまでの特集
月別アーカイブ
株式会社 和歌山新報社
cypress.gif