2011年10月27日

04.文化・くらし

30日に30周年記念演奏会 和歌山ジュニアオーケストラ

和歌山ジュニアオーケストラ

練習に励む特別参加の小学生と指導の田村仁美さん

子どもたちにバイオリンを指導する 「和歌山ジュニアオーケストラ」 (倭田慶子代表)が30日、 創立30周年の記念コンサートを和歌山市内で開く。 プロとして活躍する卒団生らが、 ゲストバイオリニストの久合田(くごた)緑さんらと協奏曲などを演奏。 東日本大震災と台風12号の被災者への祈りを込め、 全員で奏でるモーツァルトの 「アヴェ・ヴェルム・コルプス」 には、 現団員の小学生4人も特別参加する。
久合田さん
久合田さん

同団は昭和56年、 同市和歌浦東のバイオリン指導者・倭田さん(80)が、 「合奏という体験を通して、 音楽を学ぶ厳しさや楽しさはもちろん、 仲間を知り、 他を認め、 礼儀と自主性と協調性を身に付けてほしい」 と結成。 他の演奏家と共に指導してきた。

創立15周年の時は、 ニューヨークで開かれたアイザック・スターン委員長によるカーネギーホール・チャリティフェスティバルに出演。 倭田代表は 「子どものひたむきな弦の響きは心を打つのですね。 立ち上がった聴衆から 『ブラボー』 の歓声と拍手が沸き起こりました」 と振り返る。

他、 ザ・シンフォーニーホール(大阪)関西アマチュアオーケストラフェスティバル出演▽市交響楽団新春コンサート出演▽第10回アゼリア賞受賞記念コンサート開催▽人形劇 「セロ弾きのゴーシュ」 音楽担当と幅広く活動してきた。

記念コンサートでは、 卒団生と現旧指導者ら14人のバイオリン・チェロ・ビオラ奏者が、 ビバルディの協奏曲4曲と、 モーツァルトの 「ディベルティメント・ニ長調K136」 を演奏する。

14人の中には、 プロを目指す県立桐蔭高校3年生の森侑奈さんと、 今春同校を卒業し大阪教育大学音楽コースに在籍する高橋麻衣さんも参加する。 また、 特別参加の小学生は、 山形優葵乃ちゃん(市立三田小3年)、 林駿成君(和大付属小4年)、 瀬藤葵さん(同4年)、 瀬藤瞳さん(同6年)。

倭田代表は、 「若い子たちが久合田先生や他の先生に引き上げられて必死で頑張っています。 いい道を歩んだ彼らの演奏が本当に楽しみです」 と話している。

コンサートは午後3時から同市西高松のメディア・アート・ホールで。 入場料500円。 問い合わせは倭田代表(TEL073・444・9354)。





この記事と関連がありそうな過去の記事

powered by weblio


04.文化・くらし - 同カテゴリの記事






カテゴリー
社会
事件・事故
政治・経済
スポーツ
文化・くらし
紀の川・岩出・海南・紀美野

これまでの特集
月別アーカイブ
株式会社 和歌山新報社
cypress.gif