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2011年11月02日

05.紀の川・岩出・海南・紀美野

6日 海南でミュージカル「小栗判官ものがたり」

小栗判官ものがたり

本番に向けて意気込む出演者ら

海南市民ミュージカル 「劇団KCM」 (東道代表) は6日、 同市下津町下津の市民交流センターで、 新作のミュージカル 「小栗判官 (おぐりはんがん) ものがたり」 を初公演する。 同市で毎年開かれている藤白神社ゆかりの有間皇子をしのぶ 「有間皇子まつり」 の一環。 熊野古道に深い関わりを持つ同作品を、 若い人でも楽しめるようラブロマンスとハッピーエンドの要素を盛りこんで演じる。

同劇団は昨年5月に有志が集まり発足。 今回で4作目、 5回目の公演となる。

同作品は室町から江戸時代にかけて全国に広まった物語で、 5大説経節の一つとしても数えられる。 小栗判官を主人公とする説経節などが日本各地に伝承されているが、 内容についてはあまり知られていないため、 より多くの人に知ってもらおうと、 東代表が題材に選んだ。

主な内容は、 殺されて地獄に落とされた小栗判官が、 閻魔 (えんま) 大王によって現世に餓鬼阿弥 (がきあみ) と呼ばれる醜悪な姿でよみがえり、 ヒロインの照手姫 (てるてひめ) など、 さまざまな人の助けを受けながら熊野詣でを行い、 湯の峰のつぼ湯に漬かって全快するというもの。 脚本は東代表、 演出は東代表とRi―yaさんがそれぞれ手掛けた。

また、 東日本大震災や台風12号の影響で 「絆」 の大切さが見直されている中、 台風被災地の熊野に元気を伝えようとの狙いもある。 東代表は 「困った人を助けることが、 いずれは自分の助けにもつながることを作品を通じて描き、 命の大切さを呼び掛けたい」 と張り切っている。 午後2時半開場、3時開演。

当日は祭りを丸一日楽しんでもらおうと、 歴史街道を散策する 「ウォーク万葉・花紀行」 も同時開催。 午前9時にJR黒江駅をスタートし、 各神社など名跡やゆかりの地をたどって歩く。 午後1時から藤白神社で祭礼と万葉朗誦会に参加した後、 同館でミュージカルを鑑賞できる。 参加費は1500円。 ウオーク、 ミュージカル両方が楽しめる。 バス利用は別途500円が必要。

問い合わせは東代表 (TEL・FAX073・478・2711、 メールkiga@silk.plala.or.jp) まで。


研究家安井さんも期待

安井さんは全国にある小栗ゆかりの地を訪れ、 伝承などについて研究している。 小栗を全国に発信する研究家らのイベント 「小栗サミット」 の開催にも関わり、 文化継承に熱心に取り組んでいる。

東代表は小栗を題材に選んだきっかけや伝えたいメッセージなどを紹介。 安井さんは台風12号の被害状況について 「観光地など見る影もなくなった」 と話し、 物語の中での小栗判官の復活と、 被災地の復興を掛け、 「被災地復興はみんなの願い。 こうしたミュージカルに取り組んでくれるのは大変うれしく、 面白い取り組みだと思う。 ぜひ思い切って演じてほしい。 楽しみにしています」 と期待を込めた。
会談する東代表右と安井さん
会談する東代表右と安井さん





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