国体水泳競技は新プールで

第70回国民体育大会の県準備委員会第3回常任委員会が27日、和歌山市のホテルアバローム紀の国で開かれ、会場地が未定だった水泳競技(競泳、水球)が市内の秋葉山公園県民水泳場に新設予定の県立室内プール(仮称)で行われることが第2次選定案に盛り込まれた。
県民水泳場は、現在の国体開催条件を満たしておらず、昨年9月の第1次選定案では他府県での開催も示唆され、委員からは「国体の花形競技である水泳を他府県で行うのは反対」だとする声もあった。
県立室内プールは、22年度に県民水泳場を解体し、24年度の完成を目指す。50mと25mプールに子どもプールを併設し、駐車場も整備する。
このほか、ホッケーは紀美野町と日高町、バレーボールは橋本市と御坊市、バスケットボールは和歌山市と海南市、ハンドボールは和歌山と紀の川、岩出の3市での開催も選定案に盛り込まれた。
ただ、県外で開催が予定されている馬術、ライフル射撃、クレー射撃の3競技は競技団体の不同意などでいまだに会場地が未定のままとなっている。