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(株)東京商工リサーチ和歌山支店はことし3月の県内倒産状況をまとめた。
倒産件数は12件、負債総額は5億6900万円。件数は前月比1件減少、前年同月比11件減少。負債額は前月比13億7800万円減少、前年同月比31億400万円減少。ここ20年で3月単月としては、件数は12番目、負債額は16番目だった。
負債額1億円以上の倒産は和歌山市の食品スーパー。1億円未満の倒産はサービス業5件、建設業4件、卸・小売業1件、製造業1件となっている。
政府は3月の月例報告で、輸出や企業収益が大幅に減少し景気の底入れ感が見えないとして「急速な悪化が続いており、厳しい状況」と基準判断。和歌山財務事務所は、個人消費は概ね横ばい、雇用情勢は悪化していると発表。企業活動は、設備投資が前年を上回る計画となっているが生産は緩やかに減少、景況判断は大幅に悪化しているとし、県内経済は厳しさが見られるとしている。
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