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同館司書の表情豊かな読み聞かせに喜ぶ参加者 |
和歌山市西高松の県立図書館は15日、 乳幼児サービスの一環として、 同館司書による乳幼児への読み聞かせ 「赤ちゃんと絵本のへや」 を実施。 母親と赤ちゃんがスキンシップしながら、 語りかけるような司書の読みきかせに聴き入った。 第1回となるこの日は1階児童室に乳児を連れた100組以上の親子が来館。 当初1回のみの予定だったが、 人数が多かったため急きょ数回に分けて開かれた。
同館の司書5人が 「はじめての絵本」をテーマに、『いないないばぁ』や『くっついた』 を読み聞かせた。 手遊びを取り入れたわらべうた『ちょつちょつあわわ』では、親子で目を合わせるなどしてコミュニケーション。 いろんな動物が主人公の大型絵本『ぴょーん』が紹介されると、 絵に合わせて母親が赤ちゃんを高い高いする姿も見られた。
生後9カ月の未来ちゃんと訪れた同市新中島の世登誠子さん (29) は 「これまで何度か子どもと一緒に読みきかせに参加しましたが、 ここまで一緒に楽しめるものは初めて。 次はぜひ夫と一緒に来たいです」 と笑顔。 同館は 「赤ちゃんにミルクが必要なように、 心の成長には絵本が必要。 ゼロ歳から絵本に出合う機会を提供し、 継続することで家庭に読書の習慣が根付けば」 と話している。
3月までの毎月第3水曜日、午前11時から11時20分(8月のみ第3日曜の午後4時から)に開催。次回は8月16日の午後4時から「食べ物」や「身の周りのもの」をテーマにした絵本を紹介する。問い合わせは同館(073・436・9500) へ。
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