2009年07月18日

00.社会/03.スポーツ

北高の強さ 世界に通用

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銅メダルを獲得した中尾選手(左)と九鬼選手

第6回世界ユース陸上競技選手権大会に日本代表として出場していた九鬼巧選手 (和歌山北2年)、 中尾優里選手 (同) が16日、 県庁に仁坂吉伸知事を訪ね、 結果を報告した。 同大会は8日から5日間、 イタリアのブレッサノーネで開かれ、 九鬼選手は百メートルで6位入賞。 メドレーリレーでは、 3位入賞して銅メダルを獲得。 中尾選手はメドレーリレーで8位に入賞と健闘した。 県ではこれまで世界ユース出場はあったが、 メダル獲得は今回が初といい、 和歌山北勢の強さを世界に見せつけた大会となった。

九鬼選手の特徴は、 三十から五十メートルの中間出走で突き放せる前半型の走り。 百メートル決勝では、 中盤からもぐんぐんと加速、10秒88で6位に入賞。また、百から四百メートルの各4区間をそれぞれ4人で走るメドレーリレーでは、九鬼選手は百メートルを担当し、 決勝では1分52秒82のタイムで3位に入賞。 銅メダルを獲得した。

九鬼選手は 「国際大会に出ることができ、 大きな自信になった。 この経験を生かして、 インターハイなどで緊張せずに走れそう」 と自信をつけた様子。

中尾選手は特徴である歩幅の大きさを生かして快走。 百メートルでは、 2次予選敗退となったが、 12秒18とセカンドベストタイを出して健闘。 世界レベルの走りを肌で感じた。メドレーリレーでは、 九鬼選手と同様に百メートルに出走。 2分10秒27のタイムを出し、 8位に入賞した。

中尾選手は 「日本代表メンバーと一緒に走ることができ、 いい経験になった。 百メートルでは納得のいくタイムが出なかったので少し悔しい。 インターハイでは、 同じ失敗を繰り返さないようにしたい」 と笑顔で話した。

表敬訪問では、 結果報告のほか、 イタリアでのエピソードを交えて歓談。 九鬼選手はイタリアの食べ物はあまり口に合わなかったといい、 「リゾットは苦手だった」 と笑った。 中尾選手は 「試合前には、 日本食のおかゆを食べて元気を出した」 と笑顔。 その後、 仁坂知事から記念品が贈呈され、「これからも技を磨いてもりもり強くなってほしい」 とエールが送られた。



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