いまや「リベンジ」っちゅう言葉もメジャーになって、新聞でも普通に使うもんね。本来は「復讐」とか、「報復」という意味だけど、今の日本のニュアンスからすると「雪辱」が一番近いかも。雪辱といえば、最近他の報道で「雪辱を晴らす」と書いていたけど、「屈辱を晴らす」か「雪辱を果たす」とかが正しい表記。辱めを雪(そそ)ぐちゅうことですから。それをまた晴らしてしまうとダメですな。「名誉挽回」が「汚名挽回」になるのと同じ。いやいや、日本語は難しい。
話はそれたけど、ちなみに日本で最初に「リベンジ」という言葉が使われたのは1994年の格闘技K‐1でのことだとか。それから5年後、当時西武の松坂が当時ロッテの黒木に惜敗して「リベンジします」と誓ったことから新語・流行語大賞受賞者に選ばれた。流行語になったためか、なぜかルアーの名前にも採用。メガバスに「ライブXリベンジ」というのがあった。意味は分かりにくいけど…。
「リベンジ行ってくら」――。釣りの世界でも「リベンジ」は日常語として使用されるように。「雪辱しにいってきます」では、なにかとカッコよすぎるもんね。
ちなみに写真は和歌川でのリベンジ。以前にダイワの山本典史さんに連れていってもろて、ボーズを食らったポイント。この日は、フライ・トゥ・クオリティーなお友達と釣行。6匹ヒットしてゲットできたのはこいつを含めてヒラセイゴばっかり3匹。う~ん、微妙。これではリベンジとは言えん! ヒラセイゴはおるのに、ヒラ成魚はいないな~。(海)
ライン=PE0.6号
ルアー=Fミノー9cm