若い奴らとメールをやり取りしていると、派手な絵やピコピコ動くアニメが盛り込まれていたりとかして、へえ、最近の携帯はいろいろできるんだねえと感心したりしますが、トータルにデザインされたデコメール®ってビジネスにも使えるんじゃない?つうかギャルにウケるぜ!多分!
ということで、本日はデコメール®の作り方なぞを少し。
メールにいちいちパーツを埋め込んで行くのはめんどくさいので、上のようなテンプレートを今回は作成します。察しの良い方なら大体気づいているでしょうが、デコメール®てのはいわゆるHTMLメールとほぼ同意(厳密に言うといくつか違う点がありますがほぼ同一)で、メール本文をHTMLで作り、アスキー変換した画像をHTMLの後ろにくっつけて、ひとつのテキストファイルとしてメールで送るものであります。細かいことは考えずに参りましょう。
まずはテンプレートにはめ込む画像を制作。標準的な携帯電話の画面の横サイズは240dotてことに昨今はなっていますので、画像も横最大240dotで。240以上の携帯も多いですが、メールは自動的に横240dotで表示されるみたい。
gifもしくはjpgで。容量はなるべく小さく。アニメgifはOK。インターレースgifもOKですがプログレッシブjpgは避けたほうが無難。まあここらへんは携帯向けコンテンツ作るときのイロハですな。
パーツができたら、docomo謹製テンプレート制作ソフトをダウンロード&インストールします。
このツールを起動すると、最初に出てくるのがこの画面。ここはおもむろにバージョン1.0を選んでください。バージョンによる違いは上リンクページに詳しく書かれていますが、docomo、au、softbankの互換性を考えるとバージョン1.0が無難かつ鉄板と思われます。
ツールの起動画面。あまり考え込まずにツールバー左端の「デザインフォーム」をクリックしてください。
すると上のような画像&テキスト配置のテンプレート一覧が表示されるので、好みをチョイス。ちょっとパワポに似ていますが、まあそんな感じです。今回は、トップと最後に画像を配置する想定ですので、上段真ん中のがぴったりですね。
すると画面が切り替わり、右下に先ほど選んだテンプレートが表示されますので、画像の部分に先ほど用意したパーツをドラッグ&ドロップ。デスクトップからでOK。テキスト部分には、分かりやすいように「ここにテキスト」とかつうて入れておきます。
「文字・背景色」で、文字の色と背景の色を指定。ここにあるその他のボタン3つは触る必要は無いと個人的に思います。絵文字をバリバリ入れるのって正直イマイチです。
全ての設定が終わったらツールバーの「変換」が押せるようになるので、押してファイル出力してください。出力されるファイルは「.dmt」。結局テキストファイルですので、文字コードをきちんと制御できるテキストエディタ(秀丸エディタとか。notepadはちょっとね)で開いて、細かいところを修正します。
後はこのdmtファイルを適当なサーバにアップロードし、携帯電話で直接アクセスすれば、携帯電話がテンプレートと認識して保存してくれます。新規メール作成時にテンプレート呼び出しから使ってください。
担当はdocomoなので、他のキャリアのことは知りませんが、多分これと同じでつくれるはず。それから、HTMLメールというものはインターネット界においては必ずしも好まれているものではなく、中には毛嫌いする方もおられるほど。ましてや、パケット通信料金が掛かったりする携帯電話メールの場合はなおさらで、相手がパケホ契約してない場合は結構な出費を強いることにもなります。
要するにメールで一番好まれるのは結局プレーンテキストメールに他ならず、ビジネスの現場ではデコメは相手にインパクトを与えたい局面でのみ有効といえるでしょう。まあ、ギャルには結構受けるので、オリジナルテンプレのひとつも持って置けば、使う局面が無いということも無いです。