小さいとき、肌身離さず持っていた「カブトムシ・クワガタのなかま」(だったと思います)という本。世界最大のカブトムシとしてヘラクレスオオカブトの雄姿がカラー写真で紹介されていました。羽の部分が黄金色なのが特長で、子ども心に「カッチョええわ~」とずっと憧れていました。
ある日突然、そのヘラクレスオオカブトの写真の羽が墨で真っ黒に塗られていて、呆然としました。犯人は父親で「喜ばせてあげようと思った」という節介からでした。
…ちと苦しいネタふりですが、親の価値観の押しつけゆえ、困惑する子どもが増えています。私のような小さな悲劇はいいですが、子どもが大人になっても親のエゴは続きます。
例えば「親父が○○候補に入れろっていうから…」。こういうことで投票に行ってはいけません。いよいよ衆院選挙。しっかりと自分の意志で投票を。選挙権に「世襲」はダメですよ。時間があれば街頭演説はあえて聞きましょう。パンフレットでは読み取れない人柄も見えて結構楽しいもんです。
ちなみに憧れだったヘラクレスオオカブト。今では普通にペットショップなどで見られます。写真は日高川町にあるカブトムシの森のもの。この森には国産、外国産問わずにたくさんのカブトムシ、クワガタがいます。