秋が深まり、シーバスは大好きな落ち鮎をねらってかなり川の上流までさかのぼっている。年中で最も釣りやすくなり季節で、先日も日高川のかなり上流でチャレンジ。そのとき、河原でぽつんと死んでいる鮎を見つけてがく然。10㌢にも満たない、春の遡上シーズンを思わせるサイズだった。
17cmのミノーと比べるとこのサイズ!
ずーっと昔、そのまた昔、まだまだこの川に椿山ダムがなかったころ、落ち鮎時期にシーバスを釣っていたら、尺近い鮎がかかってくることもざらにあったと聞く。ダムの放流する泥で川底の石にコケが生えず、鮎が大きくなれないという声は地元では以前からよくある。
たしかにこの鮎だけを見る限り、栄養満点とはとても思えない。水中で泳いでいる鮎の影も見えるが、大型はほとんどいない。ちなみにダムと生態系については現在、ビッグコミックスピリッツで連載中の「美味しんぼ」で海原雄山氏が「ダムは洪水を起こす!」などと大暴れ中。どうもダム反対の姿勢、もしかして民主党員?
食ってる鮎のサイズが小さくても、17cmもあるルアーに食いついてくるこのシーバスの食欲。今は産卵前の荒食い時期なのだ。しかしさすがは日高川、魚体のプロポーションはバツグンですな。
コバッチもゲットン