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爆!釣り部
2009年11月18日
落ち鮎パラダイス


 先日来の大雨で和歌山県内の河川はどっぷりと増水。「落ち鮎シーズン×増水×大潮まわり」となると、リバーシーバスは文字通り「最高潮」となるわけで、おそらくどの川も爆発したのでは。ぼくはホームグラウンドの日高川に何度も釣行。70~80㌢を釣ったり、バラしたり、アタリは頻発し、予想通りパラダイス状態となった。

maru.jpg
60cmほどのシーバス、SL17でヒット

 16日の夕まずめ。フライトゥークオリティーなお友達Uさんとポイントに着いたところ、現場はすでにボイルしまくりで「爆釣確定」。10回もキャストしない間に2回アタリがあり、1ヒット。その後も60~70㌢の良型シーバスを連続でキャッチ。Uさんは、キャスト後にロッドのティップにラインが絡まってあたふたしてる間に流れてるルアーにセイゴがヒット。セイゴだったのはある意味ラッキー。良型だったらヘタすりゃ竿先折れるし。ちこいんからデカいんまで。なんにせよ、魚影はかなり濃いみたい。これは楽しい。

 そんな中でいきなり超大物がヒット。ドラグがビョイーーーンと逆回転し、あっという間に50mほどラインが引き出された。「と、止まらんし…」と久しぶりに嫌な冷や汗。寄せようにも増水の流れに加えて引き潮の時間帯となり、かなりの激流。巻いた分がきっちりと引き出され、5分以上はやりとりしたかな? おそらくミノー(SL14、3本針)が魚の顔の横に引っ掛かり魚が横になるもんで、水の抵抗をもろに受けているようだ。まったく寄せられないことに、「このままじゃ取れんな…」と判断、バクチに出た。スプールを押さえてラインを止めたところ、すぐ手元に「ビン、ビン」と2回フックが外れる感触が伝わったが、ラッキーにも魚はまだ付いている。前の2本のフックは外れたが、後ろの1つは口に掛かっているよう。頭をこっち向けることができ、ようやく引き寄せることができた。

 テトラの足下に浮かんできた魚体をヘッドライトで照らすとかなりの大物。Uさんも「おぉ! でかっ!」と絶句。リーダーをつかんでギャフを打とうと頭を上げさせたところ、水面下から出てきたシーバスの顔のでかいことでかいこと。体高もめっちゃあり、久しぶりの大物に不覚にもひるんでしまい、目があった瞬間にリーダーがプツンと切れてしまった。長時間の強引なファイトでかなり擦れてしまっていたのだ。太さは3号。まさかこんな大物来ると思わなかったし…。

 放心状態で座り込んでいると、ほぼ同じ場所でUさんがヒット。すんなり上がってきたのでギャフを打って引き上げてみたところ、びっくり。なんとヒラスズキですやん。ほぼフレッシュウォーター(真水)だと思われるこの場所で落ち鮎シーズンにこのサイズのヒラスズキは初めて見た。70㌢弱だったが、貴重な1匹ですな。

ue.jpg
Uさんがゲットしたヒラスズキ

 思えば逃がしたのも大型のヒラスズキだったかも。かなりの体高といい、白銀の魚体といい…。くよくよしても仕方がない。気を取り直して「スクールを組んでいるのでもう1匹くらい」と同じ場所にキャストを繰り返すと、またもヒット。なかなかトルクのある引きで「ヒラスズキか!?」と慎重に寄せたが、正体はなんとチヌ。しかも60cm近い、年なしサイズじゃないですか。

tinu2.jpg
ランカーサイズのチヌ(SL17)
 
 その後アタリも遠のき納竿したが、落ち鮎シーズン、もうちょっとは楽しめそう。

hiramaru.jpg
ちなみにヒラとマルじゃこれだけ体高がちがう。
このマルもコンディションはいいんだけどね。


2009年11月18日 18:30


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