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麗!女子部
2010年01月23日
寒い季節に


 
 とても温かい贈り物をいただきました。


 和歌山市民図書館から届いた包みを開けると、
中からはかわいらしい動物たちが描かれた色鮮やかなカードが。
裏には何と私の名刺が印字されていてビックリ。


 同図書館で開催中の「ひろとくん絵はがき展 いっしょがあったかいね」に、
先日、作者の米盛大翔(よねもりひろと)君(11歳)が鹿児島市から来館しました。
12月に展示の様子を取材させていただいた際、
描かれたその愛らしい動物たちに強く心ひかれた私。
今回本人がはるばる同図書館を訪れるというので、
ぜひ大翔君に会いたいと取材をさせていただきました。

 
 大翔君は2歳で自閉症と診断され、言葉で思いを伝えるのが苦手。
小学1年の時にパソコンと出合い、
コンピューターグラフィックス(CG)の絵を描くようになったそうです。
「平成20年度こども絵画コンクール」で入賞し、
パリのルーブル美術館にも展示されています。


 来館時には得意のパソコンで作品を披露。
同図書館が用意した大好きなブレーメンの音楽隊の絵本を読むなど
楽しい時間を過ごしました。
ご家族で和歌山城やラーメンを堪能して帰られたようで
後日、大翔君から 図書館に
スタッフの方それぞれの名前が入った名刺が届いたそうです。
そして私の分まで。


 思いがけない贈り物に、私の心も温かな気持ちになりました。
大翔君、お母さんの章子さん、ありがとうございました。


 開催中の作品展は図書館に寄せられたリクエストカードがきっかけで実現したもの。
1枚のカードからどんどん輪が広がるようで、
いろんな人の心に温かい気持ちを届ける大翔君の絵の力は
本当にすごいなぁと思いました。


そんな心温まる作品展は、2階レファレンス室前で3月末まで開かれています。

 
 (空)




2010年01月23日 18:49


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