とても温かい贈り物をいただきました。
和歌山市民図書館から届いた包みを開けると、
中からはかわいらしい動物たちが描かれた色鮮やかなカードが。
裏には何と私の名刺が印字されていてビックリ。
同図書館で開催中の「ひろとくん絵はがき展 いっしょがあったかいね」に、
先日、作者の米盛大翔(よねもりひろと)君(11歳)が鹿児島市から来館しました。
12月に展示の様子を取材させていただいた際、
描かれたその愛らしい動物たちに強く心ひかれた私。
今回本人がはるばる同図書館を訪れるというので、
ぜひ大翔君に会いたいと取材をさせていただきました。
大翔君は2歳で自閉症と診断され、言葉で思いを伝えるのが苦手。
小学1年の時にパソコンと出合い、
コンピューターグラフィックス(CG)の絵を描くようになったそうです。
「平成20年度こども絵画コンクール」で入賞し、
パリのルーブル美術館にも展示されています。
来館時には得意のパソコンで作品を披露。
同図書館が用意した大好きなブレーメンの音楽隊の絵本を読むなど
楽しい時間を過ごしました。
ご家族で和歌山城やラーメンを堪能して帰られたようで
後日、大翔君から 図書館に
スタッフの方それぞれの名前が入った名刺が届いたそうです。
そして私の分まで。
思いがけない贈り物に、私の心も温かな気持ちになりました。
大翔君、お母さんの章子さん、ありがとうございました。
開催中の作品展は図書館に寄せられたリクエストカードがきっかけで実現したもの。
1枚のカードからどんどん輪が広がるようで、
いろんな人の心に温かい気持ちを届ける大翔君の絵の力は
本当にすごいなぁと思いました。
そんな心温まる作品展は、2階レファレンス室前で3月末まで開かれています。
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