３月31日、ＪＲ和歌山駅ビルに「和歌山ＭＩＯ」がついにオープンしました。オープン初日に取材に行くと、すでに長蛇の列。最前列にいるのは、開店２時間前の朝９時ごろから並んでいる女子中学生…と思いきや、かなり年配の男性が扉に張り付くように１番を死守していたのを、なぜか愛おしく見ていました。

ふと１階のメーン出入り口付近に「ＶＩＥ　ＤＥ　ＦＲＡＮＣＥ」の文字。「ん？どこかで見たぞ」。そう、学生時代、乗り継ぎ駅の天下茶屋駅にあったパン屋だ。通学途中、お腹の減り具合が限界のとき、カレーパンやメロンパンを買った記憶がよみがえり、ちょっとおセンチな気分になりました。

しかし、初日はすごい人、人、人。ひさしぶり、いや、初めて和歌山で人ごみに酔いそうになった。でも、店もキレーだし、気持ちがいい。特に女性用の洋服店が集まる２、３階はいままで和歌山にはなかった、ちょっと先鋭的な感じだ。なんばパークスがこんな感じ（？）。店員さんもカワイくて、つい長居しそうになってしまいました。これからは、いちいち大阪まで出なくてもいろんなファッションを楽しめそう。…まぁ、どこでもそうだけど、紳士物ってやっぱり少ないですね（笑）

和歌山ＭＩＯが和歌山の玄関口として定着して、発展してくれることを願うばかり。オープニングセレモニーで来賓の一人が「和歌山の人は評価が厳しくて、オープン数日は行列を作るが、その後は見向きもしないことがある」と話していた。確かにそういうところはあるが、今回はなんとなく「いけるんちゃうかな」と思っています。

とりあえず、食いしん坊なわたくしはカフェや洋、和菓子店など制覇してみようかな。（広）