100マイル先のノミが跳ねるのが見える鳥人「梶やん」。先日、ボートを大きいものに買い替え、行動範囲が拡大。もはやレーダーとも思える「裸眼」で遠方のナブラを発見しては、取りあえずメジロ、ハマチ系はボコボコにいわしてる。目標は紀伊水道のマグロをすべて釣って、環境保護団体やEUから煙たがられることらしい。
先日、僕もありがたいことに乗船させてもらい、ナブラ撃ちにチャレンジ。鳥はたくさんいるものの海面が沸き立つほどの大ナブラにはならず、しかもかなり移動速度が速く、苦戦。それでも梶やんは、ほんの1時間足らずの間に、なんやかんやモニャモニャやってメジロを1匹とハマチ1匹をゲット。僕もハマチを1匹ゲットできた。
梶やんの最近の釣果からすると、数は少なく、さらにメジロのコンディションも、梶やん的にはやや物足りなさそうだった。
でも僕はひそかに満足な釣行だった。というのも、揺れる船の上から正確に遠距離をキャストせなアカンというナブラ撃ちは、実は大ヘタ。でも今回はバシャバシャッと沸いた「サバか?」と思うほどの小さいナブラの向こう側に一発でポッパーをストライクさせ、じっくりとポッピングで「食わせる」ことができた。みんなから言わせると「そんなんできて当たり前」なんやろうけど、丸々と太ったハマチを1本引きずり出すことができた。
ポッパーに出た丸々ハマチ
ネットに入れるとき、12、13cmのカタクチイワシをはき出した。帰ってさばくとお腹の中には同サイズのカタクチイワシが何本も。ベイトが大きかったから、一発で食ってくれたんやな。
調子に乗って鳥の下でポッピングしてるといきなりバコッと50cmほどのシオがアタック。命中しなかったので残念。あとエソミサイルが吹っ飛んできたけど、これも命中しなかった。(海)