ヒラスズキといえば、荒れた磯で命を削りながら釣るイメージだけど、タイミングが合えば他のパターンで釣れたりする。
紀南のほうでボートで釣らせてもらった例
うねりやら雨やらがヒラスズキのチャンス。河口部や磯周りはもちろん、ちょっとした漁港の波止場の先端部でも潮が流れていれば夜釣りでチャンスあり。平日の仕事帰りにちょっくら行けるのがgood。うわさでは御坊周辺で96cmのヒラスズキが釣れたとか。まだそんなバケモンおるんやなぁ。
この前もY師匠とともに中紀の夜の波止場に釣行。後からもう一人兄ちゃんが来たが、その直後、師匠にヒット。でっぷりと太ったランカーサイズで、弟子であるぼくがタモで救わされて、締めるためのナイフとクーラーボックスを車まで取りに行って、ブツクサ言いながら戻ってきたら、後から来た兄ちゃんがさらにでかいサイズをヒットさせてた。
ランカーゲットのY師匠。むかつく
あー、なんと間が悪い話。ま、ヒットするときは連発で来るので、ちょっと予想はしてたけど、気分はディープブルー。さらにその後もう一人やってきたので、「うわ、この人にも釣られたら立ち直れへんわ」と思い、顔をよく見ると、なんと久しぶりに会う釣り友達のRさんではないか。
Rさんは御坊市で「味ぐら 山里」という飲食店を経営しており、一緒に釣りするんなんか、ほんま10年ぶりくらいちゃうかな。ほんででっかいの釣った兄ちゃんはこのRさんの息子さんだった。
なんとRさんの息子さんだった
ブルーな気分は一気に晴れた。なんやRさんの息子さんかいな。よかった、よかった。父ちゃんのDNAが目覚めたんや。この息子さん、大阪で大手企業に勤めてたけど、父ちゃんの店を手伝うためにUターンを決意したとか。
なんともうれしくなる話。ほんで、知らない人に釣られたら、ブルーになるけど、それが知ってる人だったら、なぜかうれしくなるっちゅう話。
ま、でもうれしくなるっちゅうても一人ボウズはやっぱり悲しい。次の日にリベンジ釣行に出かけ、うねりも濁りも消えかけてたけど、適当に投げてたら2匹ゲットできた。(海)
70cm。むむむ、お腹ぺったんこ
58cm。こちらはグッドコンディション
後からのこのこやってきたY師匠に写真を撮ってもらった
ロッド=シーバスロッドライトアクション9ft
リール=ダイワ1500番
ライン=PE0.8号
ルアー=ラパラCD11(アルミ箔チューン)