29日午前11時ごろ、競馬仲間に引きずり込んだHさんからメールあり。「何事か」と思ったら、ダービー18番ダノンシャンティが骨折判明のため無念の出走取り消しとか。
Hさんは自分の苗字にあやかって種牡馬フジキセキのファンのよう。ダノンはその産駒で、先のNHKマイルでは驚異の末脚を使ってGⅠ奪取しました。その反動があったんでしょうか。名調教師の松田国さんの心情察するに……。
3強と見られた日本ダービーの1角が消え、焦点はやはり皐月賞馬ヴィクトワールピサと青葉賞馬ペルーサの一騎打ちの様相が強くなりました。両馬はそれぞれの父が数年前にダービーで対戦。ヴィクトの父ネオユニバースが勝っています。負けたゼンノロブロイ産駒のペルーサにとっては父のリベンジに燃えています。とはいえ、馬はそんなこと考えてないかもしれませんが、ゼンノを育てた関東の名調教師、藤沢和さんはきっと雪辱に燃えていることでしょう。
そうそう、ペルーサこちらも“フジ”ですね。Hさんはどうするのでしょうか。出走もできた皐月賞をあえてパスし、このダービーに照準を定めている藤沢和師。鞍上はことしノリに乗っている横山典。「青葉賞勝ち馬はダービーでは勝てない」というジンクスをことしこそ破ってみせるか。わたしは今回、その心情馬券も買います。
【日本ダービー】単勝・複勝⑨
本紙の優駿予想は馬連⑦⑨⑫のボックス、⑦から⑨⑫⑥③⑤、3連単⑦⑨から⑫⑥③⑤、⑨⑦から⑫⑥③⑤