カマッシング、ここに極マレリ――。

　夏の夕方はちょいちょいと港まで出かけてカマス釣り。一晩干すと、翌日は最高の干物が完成するので、夕涼みを兼ねて手軽に遊べる大好きなジャンルの一つ。

　そのカマッシング、10年以上やってきて、ついに完成の域に達した（気がする）。ルアーは当時から変わらずスミス社のウェイビー50がダントツで釣れる。地元では「釣れる釣れる」と当時から有名だったが、自分はアマノジャクなので、ほかのルアーを何十種類もトライ。でも、やっぱりこれにかなうものは現段階で見つかっていない。

おそらく最強

　そのウェイビーの能力を遺憾なく発揮するには、ロッドとラインが重要に。この春にメバルを本気で始めたため、7.6ftのメバルロッドと、小型のスピニングを購入。ラインはPE0.3号、リーダーは1.5号。

　極細ラインに加え、少々長めのロッドでのキャストは、ウェイビーをはるか彼方まで飛ばすことができ、遠くの群れも根こそぎキャッチ。やや細めのリーダーはウェイビーのアクションを全開に引き出し、ヒット後もロッドのティップの柔らかさでバレは激減。さらに加えて、フックは細軸にしておくことで、一つの群れをまるまるジェノサイドということも可能となる（かも）。

6月12日、由良湾内で

　昨年まではトラウトロッドにナイロン4lb、もしくはPE0.6号でやってたもんだから、ことしのこの組み合わせの破壊力は、驚き桃の木である（ま、これは予想がついていたことだが…）。

　カマスはこれからが本番で、型もぐんぐん大きくなる。でも、このシーズンの、20cmにも満たないちっこいヤツは、そのまま開いて干したら小骨も気にならず美味かったりするので、ついつい行ってしまう。（海）

・ロッド＝メバルロッド7.6ft
・リール＝ダイワスピニング2000番
・ライン＝PE0.3号
・リーダー＝フロロ1.5号
ルアー＝ウェイビー50（パールホワイト）