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爆!釣り部
2010年07月27日
メッキの話


 住み慣れた環境を離れ、大海原に旅立つことにより、ずっと立派な姿になって渓流に帰ってくるサクラマスなどのマス類。その姿には夢を追いかける浪漫的なものを感じてしまうのだが、調子に乗って旅に出てそのまま帰らぬ人(魚)となってしまうものも。
 

 南海のファイター・ヒラアジ類のちびっ子、メッキのこと。メッキは黒潮に乗り、夏場に和歌山県にどっさりと遊びに来る。コイツらにとってはちょっとした遠足気分なのかも知れない。和歌山は夏、秋は水温も暖かく住み良いが、問題は冬場で、メッキどもは年明けの2、3月の最も水温が低下する時期には寒さに耐えきれずに死んでしまう。

 
 黒潮は一方通行なので戻る術がないのだろう。こうした習性を死滅回遊というらしい。僕も厳寒の2月に日高川の河口をプカプカと流される瀕死のメッキを何度か見たことがある。発電所の温排水口や日置川など南紀では、越冬した50cmほどのデカメッキが釣れることもあるが、数も少なく狙いを定めることは難しそうだ。


 メッキは遠路はるばるやって来るちびっ子ギャング集団だから、結構やりたい放題食べ放題。メッキが少ない年はアオリイカの新子が多いという説があるほど。河口域はもちろん、磯や浜、漁港内、さらには完全な淡水域のどぶ川まで入り込み、小魚を追い回す。田んぼ近くの農業用水路みたいなところで見かけたときはびっくりした。


 こんな好奇心旺盛なヤツらなのでルアーへの反応はすこぶるいい。ただやけに目がいいのでただ巻いてくるだけでは、あっという間に見切られてしまう。あれこれ工夫して釣らなければならない。ヒットしてからは15cmクラスであれば、強烈な引きを見せる。「山椒は小粒でぴりりと辛い」はまさにコイツらのための言葉。

でことしの初メッキ釣りの釣果。まだ7月なので10cmにも満たないかも。25日に塩屋漁港周辺と日高川河口での釣果。1時間ほどで数は数えてないほど釣れた。今の季節はミノーより極小ジグヘッドを使ったワームに分があった。   (海)


メッキ

たぶんギンガメアジのメッキ


メッキ

カスミアジのメッキ。ややレア


メッキ

GTかな。。。ちこすぎて分からん

・ロッド=メバルロッド7.6ft
・リール=ダイワ1500番
・ライン=ナイロン4lb
・ルアー=ジグヘッド0.25gにメバルのスクリューテールグラブ


2010年07月27日 17:41


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