記者が原稿を出す際、取材の資料はその原稿にクリップで留めて提出します。クリップは編集部に必需の文房具ですが、たまに何に使ったかは分からないが、びょーんと伸びてしまったものも出てきます。
そんな伸びてしまったクリップは迷わず「釣り具」にリサイクル。ペンチを使い、うにょうにょと曲げて針先を斜めにカット。
ガン玉をセットすれば、なんとジグヘッドの完成です。あと、よりフッキング精度を高めるために針先をヤスリやフックシャープナーで研ぎます。
クリップでジグヘッドができたなら、いっそのこと「文房具の組み合わせで魚を釣ろう」と思うのが人の性(「それはない」というツッコミは受け付けません)。自作ジグヘッドに、これまた意味もなく机の上にあった輪ゴムをグルグルとタイイングしてみました。
じゃじゃーん。どうですか。見た目はなんかワームをセットしたジグヘッドリグのような、はたまた土佐カブラのような。ゴムとクリップなので名付けて「ゴムクリ」です(赤面)。「こんなんで魚が釣れるんかい」という自分自身に生じる疑心暗鬼を晴らすためにも、いざ実釣に。かっこよく言えばフィールドテストです。まずは手始めに、動くものなら何でも食らいつくちびっ子ギャング「メッキ」でトライです。
8月2日夕方、ポイントは印南の漁港。どうですか、開始一投目から入れ食いですわ。
ヒットヒット、ヒットラッシュです。ロッドを立てて水面をチョンチョンと引いてくるとバチャバチャとライズしながらアタック。ま、このへんは単独釣行なのでカメラマンがおらず、動画などが撮れてないのが残念です。でも夕まずめの短時間でおそらく30匹ほど釣れました。
ちなみにこの「ゴムクリ」、実は春にプロトタイプ(コードネーム=オカモト1号)が完成してまして、そのときは苦戦の末25cmのグッドサイズのメバルを1匹だけゲットしました。
ほんまにくだらない話でしたが、ことメッキにおいてはこれまで割りばし、ボールペンのキャップ、たばこの吸い殻などさまざまな不要品を使ってゲットしています。僕自身がルアーソムリエとなり、釣れるリサイクル素材を厳選、エコフィッシング(?)を展開中です。ま、その辺も機会があればブログで紹介していきたいと思います。(海)