城北公園西側、イタリアン酒場「発」マスター、ラブ・コックこと浜ちゃんは僕と同い年。その昔本格的にバスフィッシングをたしなんでいたということで25日夜、一緒に中紀の海に「食材ハント」の旅へ。
現在、中紀以南は多くの漁港にベイトフィッシュ(キビナゴとトウゴロウイワシ)がわんさと入っており、タチウオ、スズキはもちろん、紀南では40~50cmのイサギもボイルしている。
この日は僕のホームグラウンドということで、僕がガイド役となった。夕方から由良~印南間をランガン。最初の港ではシーバスがボイルしており、ラブ・コックが見事40cmの初ヒラスズキをゲット。久しぶりの魚のファイトにハイテンションだったみたい。
バス持ちは元バサーの証し
その後もパトロールを続け、明かりの下でタチウオを見つけた。サクサクッと2本釣ったが、ほんまに小さい。リリースしようかと思っていたら、地元の漁師のおっちゃんがやってきて「おー、タチオかい。こうやってしめたらええわ」と言いながら手に取り、首をポッキリ。「あ、ありがとうございます…」。夜の漁港には心温まる(?)出会いがある。
浜ちゃん「おっちゃんおるけど、アベックおれへんな~」。なんじゃそりゃ。
別の港では一面にトウゴロウが入っており、カマスのスーパーボイルを発見した。カマスはヤマトカマスながら、30cmほどのナイスサイズでおいしそう。夜間にこれだけ釣れるのだから本気タックルで朝夕まずめにチャレンジしたらおそらく三桁コースになっていたのでは?
移動中、車の中では同級生ならではのしょーもない若いころの話で盛り上がる。イタリアンラブコックはどうやら海釣りより、おか釣り(おかっぱりにあらず)のほうが得意そうだ。次はそっちのほうでガイド役をお願いします。(海)