各媒体の取材や雑誌担当コーナーの執筆、メーカーのPR用DVDやカレンダーの撮影、「プライベートの休日ってあるんかい!」と大きなお世話も焼きたくなるグローブライド(ダイワ)フィールドテスターののりZさん。そんなハードスケジュールの合間に、無理を言ってわかやま新報の姉妹紙の日高新報の取材を受けてもらえるようにお願いしたところ、いつものように二つ返事で快く「OKっすよ」。
「ほんまはこの潮回りなら行きたいところがあるはずやのになぁ」とこれまた要らぬお世話。今回の日高新報の企画は「家族でも楽しめる漁港のナイトアジング」だとか。なんともゆるい企画だが、のりZさんも意外と乗り気だった。
時間もあまりないので近場の漁港で撮影。アジングやのに、開始早々マイクロメバルの猛攻に遭い、入れ食い状態。月下美人ビームスティックで僕でも簡単に釣れました。
こんなサイズですが入れ食いに…
ははは、ちっちゃい
そんな中、足下を見るとナイスサイズのタコが岩場にいるのをのりZさんが発見。
「たこ焼き10人前はできる!」
僕は車に積んでいたPE3号、リーダーフロロ10号、3500番のカスタムリールにメーターオーバーのシイラ用ロッドのガチタックルで挑戦。スバル(ボラ掛け針)にワインド用のソフトルアーをセットしてタコの前でチョイチョイとしゃくると、すぐさまヌワーっと足を伸ばして抱きかかえにきた。
十分に抱かせた後、電撃フッキング。後は岩に張り付くタコとガチの綱引き。ガチガチに締めたドラッグがジリジリと出され相手が岩に潜ろうとすると、バットから絞り込まれる。ビッグファイトの末、ようやく敵を残り足一本まで追い込んだ時、いきなり痛恨のラインブレーク。タコを見つけて急いでいたのでリーダーとスバルを適当に結んだのが敗因だったのか、結び目で切れていた。
その後、トレブルフックで引っ掛けたりしたが、皮一枚で外れたりして、散々いじめられたタコはどっかに泳いでいってしまった。「かわいそうに…。ワインドとスバル返して!」。
ま、そんなアホなことをしながら遊んでいるのを傍目にのりZさんは、次々とマイクロメバルを追加。タコポイントではアジがなかったので、少し移動したところで本命のアジをゲットした。
この人にすれば楽勝すぎ?
アジングについても独自の理論を持っているのりZさん、今回も帰りに寄ったファミレスでいろいろ教えたもらいました。しかし、他の媒体の取材を見てるだけってのは楽でよろしい。 (海)