ことしの中央競馬GⅠは春が破竹の7連勝を記録し、飛ぶ鳥も落とす勢いだったが、その後がいけない。体調を壊して某病院に“禁固”1カ月。秋のGⅠもこれまで3勝7敗と大きく負け越している。借金一挙返済のチャンスは26日の有馬記念のみ。
ことし最後を締めくくるグランプリレースは、ジャパンC覇者のローズキングダムが疝痛(腹痛)を起こして戦線離脱。いよいよレースは女王ブエナビスタの1強ムードが高まっている。
昨今はウオッカ、ダイワスカーレットと女傑が相次いで登場。男をしのぐ女の力が幅をきかせている。
人間社会でも男が中性化したのか、草食男子系が女性に人気があるよう。しかし、強い女たちに力負けしているようじゃこの世も終わり、とは思いませんか。
いくら時代が変わったからと言っても、やはり女馬は男馬にはかなわないのである。そう何年も男馬が負けるわけがない。それが正常な世、これまでが異常だったのだと。
牝馬が圧倒的1番人気しているような今回のようなレースは、私はどうしても逆らいたくなる。で、軸馬はといえば、発馬難で人気落ちのペルーサでいきたい。ごひいきの関東・藤沢和厩舎だし、鞍上も信頼の安藤勝だ。
ダービー以来、毎日王冠、天皇賞、ジャパンCと、吉幾三の演歌「雪国」じゃないけれど、追いかけ追いかけ続けているが、これまで馬券に絡んだのは天皇2着の1回のみ。今回は不得手とみられる、カーブが多く直線短い中山だが、その時こそが狙い目だ。あとは穴目でルーラーシップ。この馬は来年はきっと走ると確信している。今回は少し遠慮しろよ、と言っておきたい。
競馬ファンの皆さん。有馬は自分の好きな馬から買って楽しみましょう。ことしもあと1週間。良いお年を。
【有馬記念】(26日中山)単勝・複勝⑭