ルアーだけでもすごい数の専用ロッドが発売されていますが、その中でもなかなかバランスが取れている多用途ロッドがメバルロッドでしょう。メーンのメバルやアジなどはもちろん、メッキやカマス、チヌなど海のライトゲーム全般、バットがしっかりしているため不意の70cm級のシーバスにも十分対応できます。また、はやりの一つテンヤもこのロッドで楽しむことができます。
淡水でもその威力は魅力的です。激軽トラウトミノーも細いティップでスムーズにキャストでき、おそらくサツキマスにも理想に近いのではと思います。
さてさて、先日は日高川上流部で花見を兼ねてのアマゴ釣り。10年くらい前に自作したトラウトミノーを3本だけ持って、マイナスイオンを満喫しました。タックルはロッド、リールともにダイワの月下美人。さながら桜下美人でしょうか。
PE0.2号とメバルロッド。トラウティストからは異端の目で見られそうですが、たぶん十分に楽しめるはず。曇り空だったからか、活性はまずまずで開始早々1匹目をキャッチできました。
個人的にはトラウト特有のグニョンとしたアタリを逃さず取るのは苦手。きっと、いつもは瞬発力のある海の魚を相手にしているため、向こうアワセが多いのでしょう(泣)。トラウトは、あたってきてもなかなかフッキングできず、この日もやはり苦戦しました。使用したのはPEラインですが、ティップの柔らかさで、いざフッキングできると、バレはほとんどありませんでした。
桜の下でその場で食べるアマゴはこの上なく美味いものです。シチュエーションにより同じ料理でも味が変わるのは、これまで何度も経験しましたが、人の味覚とは不思議なものです。
さて、夜はやっぱり本業のメバリングに。23cmのまずまずサイズが2匹釣れました。渓流も海も少し移動すれば楽しめる。和歌山はほんまいいところですね。 (海)