たしか昨年の同じような時期に、ホタルを観ながらシーバス釣って、「ゴカイよりホタル」みたいなブログを書いていた記憶があります。
が、ツイッター上で阪神方面のフォロワー様たちの「バチ」という言葉の頻度に、都市型河川の春の風物詩「バチ抜け」にも興味が出てきました。
さて、出身は中紀ですが現在住んでいるのは和歌山市内。和歌山を代表する大河川の紀の川のほか、市内には市堀川、水軒川などのいわゆる「どぶ川」があります。和歌山市内のリバーシーバスの環境はどちらかといえば都市近郊に近いのです。
そこで、「和歌山市内にもバチ抜けは少なからずある」との信念のもと、4月くらいから大潮周りにどぶ川の常夜灯の下を調査をしてました。あるところでは常に1、2匹のバチが泳いでいたのを確認できましたが、雑誌で見るようなあの海面を埋め尽くすようなバチ抜けは見たことがありませんでした。このとき感心したのは「バチは意外にも速い」ということです。
数日前の調査でその1匹のバチをじっと眺めていると下からシーバスが突き上げてきてパクッと食っちまうという捕食シーンを目撃しました。その時はルアーで食わすことができなかったのですが、次はどうしたらいいのかという、おおよその見当をつけました。
で、20日の夜、金曜ロードショーを見終わってから同じ場所に出掛けるとこれまでにないくらいのバチが泳いでいました。浮遊しているゴミも多かったのですが、ゴミをかいくぐり明かりとシェード部分の境目をルアーを通すと一撃でヒット!
あまり抵抗することもなくすんなりと上がってきてくれたのは60cmくらいの中型シーバスでした。
後は続かなかったので、1匹だけだったのでしょうか? それとも散ってしまったのでしょうか? その後、バチに向かってのライズもありませんでした。
「おそらくバチを食ってる」的な釣りは、これまでもありましたが、バチ抜けを狙って釣った貴重な1匹となりました。
※コンデジなのであまり撮れてませんが、バチがウヨウヨいました。