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爆!釣り部
2011年07月06日
シイラ②(料理対決)


 城北料理対決夏の陣勃発!


 夏の魚といえば、そうシイラ! …と言いたいところですが、シイラといえば、和歌山ではほとんど流通しない下魚。しかし、大型の魚なので身も多く、ハワイじゃマヒマヒと言って高級魚。きちんど料理できればおいしい魚なのだと思います。

 そして何と言ってもルアーに果敢にアタックし、ヒットしてからのファイトの良さからルアーフィッシングのターゲットとしては、不動の地位を築いています。

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 さて、今回はそんなシイラをおいしく食べたいという僕のわがままを聞いてもらうために、久しぶりの城北料理対決を開催することに。すっかりおなじみ、あなたの2番目のおうちに、おだいどこ「貳番家」店主の加太六三郎氏VS本厄脱出おめでとうイタリアン酒場「発」のボスこと浜口八二郎氏の因縁の対決第4ラウンド開幕です。


 まずは加太氏。これまでシイラは3匹ほどしかさばいたことがないらしく、「非常に難しい魚」と悪戦苦闘だったみたい。でも「これも勉強です」と前向きに調理してくれたようで、感謝です。




 最初に出されたのは、「シイラの揚げ浸し」。シイラの天ぷらを、貳番家特製の出汁につけ、ミョウガやゴマでアクセントを加えています。ちょっとパサパサ感のあるシイラの身を、出汁に浸すことでジューシーにいただけました。また、この料理の特筆すべきは「冷」だということ。夏らしいさっぱりした一品でおいしかったです。



 お次は「シイラの西京漬け」。加太氏こだわりの粗味噌に3日間漬けたシイラを焼き上げた一品は、まさにキング・オブ・シイラ料理。サワラのそれに負けずとも劣らないこの料理は、まさに加太氏の絶妙の味付けによるもの。水っぽいシイラの身がしっかりと締まり、ホクホクした歯ごたえの白身魚に変身し、ほのかな味噌の風味が口中に広がりました。まじでこれはオススメです。


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 対する浜口氏。イタリアンゆえ見た目にもこだわっています。てか見た目重視で作ったということでした。「シイラってイタリア語で何ていうの?」という問いに、「シイラーン(知らん)」と、冷却効果バツグンの返答で店内の節電もばっちり。自分でも「あー、涼し」と苦笑いしていました。そんなノリですが料理の腕は超一級です。




 まず最初は「シイラーンのムニエル夏野菜のカポナータ」。荒く刻んだ色とりどりのパプリカやズッキーニをシイラーンのムニエルで挟み込み、ブラックオリーブの香りで包み込みました。カラフルな見た目通りいろんな風味が口の中で広がり、これがシイラなのかとびっくりの味です。



 続いては「シイラーンのフリット、サラダ仕立てのスフォルマート」。シイラの体長の長さを生かして、身を輪っか状のフライにした中に豆や半熟玉子などのサラダを詰め、フレッシュトマトを刻んだバルサミコのソースを絡めた一品。シイラはフライが一番合うのではなかろうかと思うのですが、それに独自のソースのおかげであっさり風味に。これなら何匹でもいただけそうです。

 今回の対決でシイラもプロの料理人の腕にかかれば絶品ということが判明。ネコマタギなどと言ってリリースする前に、自分の料理の腕を磨く方が建設的であります。「釣って楽しく、食べておいしい」。これは釣りの真髄ではないでしょうか。


 しかし2人に「食べました?」と聞いたところ、2人とも「いや、食べてない…」とのこと。やっぱりシイラはシイラってことですかねぇ。おいしいのに。

 ※お店の許可を得ています。通常は食材の持ち込みはNGです。

【貳番家】城北公園東っ側。TEL:073(422)1577
【発】城北公園西っ側。TEL:073(431)8282


より大きな地図で 城北エリア貳番家、発 を表示



2011年07月06日 18:48


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