82チーム激突 和歌山市学童野球支部大会が開幕

和歌山市学童軟式野球大会
5回裏、暴投で本塁に突っ込む走者を体を張って防いだ今福・射場投手(西支部)

 和歌山市の学童軟式野球大会が11日、3支部で開幕。A級からC級まで合わせて82チームが、残暑に負けず元気なプレーを展開した。支部別では東支部の第36回防犯・交通安全大会に26チーム、西支部の第33回和歌山南ロータリー旗争奪大会に23チーム、北支部の第29回交通安全推進大会に33チームが参加。前回A級を制した新南大新(東)、砂山(西)、紀伊(北)はともに初戦を突破、連覇へ向けスタートを切った。

 ◇東支部

TEAM 1 2 3 4 5 6 7
新南大新

 新南大新は初回、相手投手の乱調から無死満塁と好機を広げ、主将岩前が左前へ鮮やかな適時打を放ち2点を先制した。

 4回と6回には川邉の連続安打などで走者を3塁まで進めたが、制球が定まらない相手投手を打ちあぐねた。あと1本が出ない苦しい試合となったが、守りでも先発の岩前を軸に堅守がさえた。

 完封目前の最終回、2死3塁から内野陣の失策で1点を失ったが、後続に反撃を許さず勝利を握った。

 岩前主将は「苦しい時にバックのみんなが助けてくれた。優勝目指して頑張る」と意欲を見せた。

 ◇西支部

TEAM 1 2 3 4 5
今福
吹上

(5回時間切れ)

 雑賀球場で行われた西支部の開幕戦は、今福と吹上が対戦した。

 今福は3点を追う4回、1死から井筒、前田の連打に盗塁を絡め2、3塁とし、射場の左翼線3塁打で2点を返した。2死後、大屋は投手ゴロに倒れたが、1塁への悪送球の間に同点とした。5回には、2死から2単打と死球で満塁とし、鈴木の打球は内野失策を誘い2点を追加した。先発の射場は走者をためる苦しい投球を強いられたが、要所を抑え完投した。
 井筒主将は「後ろにつなぐ意識で打撃ができた。次も精一杯戦いたい」と話していた。

 ◇北支部

TEAM 1 2 3 4 5 6 7
紀伊
楠見

 田井ノ瀬で行われた紀伊対楠見の試合は、両投手の好投が光る接戦となった。

 紀伊は2回、1死2、3塁と攻め、山﨑のスクイズで先制。同点で迎えた4回には、四球で出塁した浅香が2、3盗に成功。島田の1塁ゴロの間に本塁に生還し勝ち越した。投げては先発の鳥居が、安定したコントロールを武器に楠見打線を打たせて取る投球で7回を4被安打1失点。4回以降は毎回三者凡退に抑え、チームの勝利に貢献した。

 鳥居投手は「コントロールが定まっていた。この投球で次の試合も頑張りたい」と意気込んだ。

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