紀の川市で第1回和歌山国体準備委員会

紀の国わかやま国体
国体開催に向け本格的に動き出した

 平成27年度の「紀の国わかやま国体」に向け紀の川市はこのほど、同市粉河の粉河ふるさとセンターで第1回準備委員会総会を開き、委員ら150人が大会成功へ機運を高めた。

 同市では、サッカー、ハンドボール、ソフトボール(正式競技)、綱引き(公開競技)、ペタンク、パラグライダー、ハンググライダー(デモンストレーションスポーツ)の開催が予定されている。課題は、ハンドボール競技開催を予定している打田体育館(同市花野)の老朽化問題、ソフトボール競技を予定していた紀の川河川敷の粉河運動場(同市粉河)が台風12号で冠水し使用中止になった問題などがある。会長に選出された中村愼司市長は「市の財政も厳しい状態だが、県外の選手らをおもてなしできるように施設整備を進めなければならない」と述べた。

 この日は、開催方針として「市民一人1スポーツの推進」「地域の連帯感や郷土愛を醸成(じょうせい)する」などが諮られ、承認された。委員の一人として出席した同市中三谷の神森和子さん(74)は「競技場、食事がどれだけ豪華であっても、心がないと『おもてなし』にはなりません。市民全体で盛り上げていく必要がありますね」と話していた。

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