虫眼鏡カメラ

虫眼鏡カメラ

 一辺20~30㌢の黒い紙の箱のカメラを覗くと…、そうこんな光景が見えます。風景は逆さ。人が歩いているのも鮮明に見えます。 

 虫眼鏡のレンズがついていますが、まさにカメラの原点、カメラオブスキュラ(暗い部屋)。

 このカメラを組み立てて、太陽の光のもとで撮影するワークショップが夏休みにありました。子ども対象でしたが、取材する私も思わずワクワク。①はその時に箱を覗いて、デジカメで写した写真です。

 ②は、ワークショップでの写真が展示されている(10月2日まで)県立近代美術館1階で写したもの。そこに置かれているカメラを覗き、やはりデジカメで写しました。

 ちょっと芸術的でいつもと違う雰囲気でしょ? 思いがけない光と影、不完全さや不鮮明さというは、想像を刺激して素敵です。
      (千)