「産廃ソフト」の売り上げ順調 エスエムエス


 和歌山市湊本町の㈱エスエムエス (辻雅敏社長)が販売している産業廃棄物の業務に関わるソフトウエア 「産廃ソフト」 が、 その使いやすさとサポートの充実ぶりから売り上げを順調に伸ばしている。 同社によると北海道から九州まで1263社(9月30日現在)で使用され、 全国トップのシェアを誇る。

 約15年前、 産廃の処理状況を確認するための 「マニフェストシステム」 (産業廃棄物管理表制度) が法律化されるのに目を付けた辻社長 (58) らは、 処理する産廃の名前や数量などを記入する 「マニフェスト」 (管理表) を簡単に扱えるソフトを2年かけて開発。

 マニフェスト管理システム 「産廃イチロー」、 販売仕入れ管理システム 「産廃キング」、 産廃を受け入れた時の計量操作を支援するシステム 「産廃シロー」 の3つのソフトをメーンに、 必要に応じて配車のスケジュール管理ソフトなどを組み合わせられるようにした。 また、 客のパソコンを遠隔操作する 「リモートサポート」 を行うことで、 他府県の客への丁寧な対応を可能にした。 辻社長は 「客の意見を取り入れて開発を続けている。 客と向かい合うのが基本です」。

 100社の契約まで約7年、 1000社になるには約13年の歳月をかけた。 2人で始めた会社は現在、 辻社長を含めて10人になった。 辻社長は 「産廃ソフト一筋。 社員や多くの人に助けられてきた。 いつかあの会社で働きたいと言われる会社になりたい」 と話している。

 ホームページは http://www.sms-corp.net/

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