県に台風義援金3000万円 島精機


 ㈱島精機製作所(本社=和歌山市坂田)の島正博社長(74)は30日、 県庁の仁坂吉伸知事を訪れ、 台風12号の義援金3000万円の目録を届けた。

 島社長は、 スペイン・バルセロナで開かれた4年に1回の繊維機械総合見本市 「ITMA2011」(9月22~29日)に行くため、 台風が和歌山に近付いた時は飛行機に乗っていた。 バルセロナに到着し、 台風が発生したという連絡を受けたが、 被害状況については知らなかったという。 26日に和歌山へ戻り、 紀南地方での深刻な被害を知り、 同社から義援金2000万円、 島社長と妻である和島興産㈱社長の島和代さん(同)から合わせて1000万円を寄付することを決めた。

 島社長から目録を受け取った仁坂知事は 「東日本大震災の教訓を生かして全力で復興に向けて頑張っている。 頂いた義援金も、 どんどん被災地の人へ送り込みたい」、 島社長は 「東北の地震があり、 次は東南海・南海地震かと思っていたが、 自然の力は恐ろしい。 故郷和歌山を愛する気持ちが届けば」 と話していた。

 この日、 県内では 「ジョーシン」 10店舗を経営する上新電機㈱(大阪市、 土井栄次社長)からも義援金500万円の目録が寄せられた。

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