和歌山県に台風義援金5200万円 南海電鉄

台風義援金5200万円 南海電鉄
仁坂知事と記念撮影する福田支社長

 南海電鉄㈱は3日、県庁の仁坂吉伸知事を訪れ、台風12号の義援金5281万円を贈った。

 同社は、南海本線、加太線、高野線など和歌山とゆかりがある。今回の台風の影響で、高野線の橋本駅~紀伊清水間が不通となっていたが、4日から開通するという。

 同社グループは、県以外に、田辺市、新宮市、那智勝浦町に3000万円ずつ、熊野那智大社、熊野本宮大社、熊野速玉大社に合わせて1600万円合計約1億5600万円を寄付。今回は同社から5000万円と、同社グループの幹部職員から集めた281万円を寄付した。

 この日、仁坂知事に目録を渡した同社専務取締役、和歌山支社長の福田順太郎さん(61)は「和歌山が元気になることで、南海にとってもいい影響になる。一刻も早い復興を願います」と話していた。

 また、福田支社長は、同社の子会社である熊野交通が経営する、新宮市のジェット船乗り場が壊滅的な被害を受けたことについて、「撤退することはない。復旧に向けて建て替えなど考えていきたい」とした。

 この日、同社の他に、日産自動車㈱から500万円、自動車関連のエコ商品を製造するメーカーNTNグループから300万円、県トラック協会青年協議会から36万656円が県に寄せられた。

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