「土いじりの会」と植村さん優秀賞 花いっぱいコンク

第15回県花いっぱいコンクール
初の優秀賞に笑顔の植村さん

  「第15回県花いっぱいコンクール」 職場・地域の部で土いじりの会 (松浦千佳代表)、 家庭の部で和歌山市榎原の植村悦子さん(76)がそれぞれ優秀賞に輝いた。 同会は3年連続の入賞。 植村さんは過去3回優良賞を受賞しており、 今回は初めて優秀賞に選ばれた。 表彰式は23日午後2時から田辺市の情報交流センターBig・Uで開かれるイベント 「和歌山県花を愛する県民の集い大会」 の中で行われる。

 同会は昨年9月からことし8月まで、 県立和歌山高校 (同市新庄、 山﨑澄子校長) の校内を季節の花でいっぱいにした写真を応募。 同会は毎月第4土曜日に二十数人が集まり、 花の手入れをしている。 保護者、 学校、 地域の3者で協力し、 約15年間続いている活動 「チューリップリレー」 の一環。

 日照りの中、 水やりなど世話してきた酒井幹夫事務長(58)、 山﨑校長(56)は 「和歌山高校の財産です」 と喜んでいる。 県庁で働いている松浦代表(45)は 「職場の理解があってこそやってこられた。 学校をきれいにすることをモットーに今後も継続していきたい」 と話している。

 植村さんは4月から8月ごろの春の花で飾った庭の写真を応募。 「メルヘンの庭」 と名付け、 「花が語り掛けてくれるような憩いの空間に」 とかわいい置き物を飾るなどしている。

 毎年コンクールに出展するが、 今回は花の大きさや色が他と重ならないようにし、 目に飛び込む鮮やかな種類を選んだ。 レイアウトも変え、 プランターに入れた花を丸い鉢に入れ替えることで、 柔らかい印象を与えるようにしたという。

 初の優秀賞に、 「とてもうれしかった。 うそじゃないかなと思った」 と笑顔。 「今後、 誰が見てもかわいいお庭とほほ笑んでもらえるようにしたい」 と目標を掲げた。

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