基幹産業どうなる 紀の川市の農家ら懸念

紀の川市の農業は守られるか
紀の川市の農業は守られるか

 野田佳彦首相が11日夜、 交渉参加の方針を表明した環太平洋連携協定 (TPP)問題。 一夜明けた12日、 打撃を受けるとされる農業が基幹産業である紀の川市では、 多くの農家から懸念する声が聞こえた。 一方、 農産物を安価に購入できる消費者からは 「農家の人はかわいそうだが、 参加しないと日本の産業が世界の競争から取り残される」 と賛成する声が聞かれた。

 同市内の産直市場では、 普段と変わらない光景で農家らが、 収穫した野菜や果樹を忙しそうに搬入していた。農家の中には、 東北地方を心配する声もあった。 同市名手市場の男性 (56) は 「自分たちはまだまし。 大規模経営の外国産米には勝てない。 野菜や果樹メインのこっちは幸せかもね」 と話した。

 また、 それほど影響がないと言う農家も。同市名手市場の別の男性 (56) は 「最近アメリカなどから入っている日持ちするブロッコリーなんかは影響があるかもしれないが、 イチゴなど日持ちしない物はコストや新鮮さで勝負できる」 と不安はないことを話した。

 一方、 大阪から買い物に来たという女性(61)からは 「農業改革は10年前から叫ばれていた。 もっと早くするべきだった」 と厳しい意見も聞かれた。

 同市内の産直市場では、 普段と変わらない光景で農家らが、 収穫した野菜や果樹を忙しそうに搬入していた。農家の中には、 東北地方を心配する声もあった。 同市名手市場の男性 (56) は 「自分たちはまだまし。 大規模経営の外国産米には勝てない。 野菜や果樹メインのこっちは幸せかもね」 と話した。

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