岩出男子が優勝 県小学生バレーボール

第32回和歌山県小学生バレーボール男女選手権大会
5年ぶり2回目の優勝を決めた岩出男子

 第32回県小学生バレーボール男女選手権大会がこのほど、 白浜町立総合体育館を主会場に開かれ、 男子の部で岩出 (岩出市) が5年ぶり2回目の優勝を飾った。 女子はYOKO(橋本市)が制した。 男子決勝は岩出と紀の国VBC(海南市)が激突、 6年生を中心に全員バレーを展開した岩出が、 攻守にわたり紀の国を圧倒、 セットカウント2―0で快勝した。 女子ではSTARS(海南市)が準優勝と健闘、 男女決勝進出の4チームと女子の第3代表決定戦を勝ち抜いた麻生津(紀の川市)が、 23日に滋賀県立体育館で開催される近畿大会に出場する。

 大会は各地区代表の男子8チーム、 女子28チームによるトーナメント戦が行われ、 初戦から白熱した試合が繰り広げられた。

 男子の決勝では、 準決勝で浜宮、 福島といずれも和歌山市勢を、 フルセットの末下した岩出と紀の国が対戦した。 ブロックの要、 5年生の新田を大会直前のけがで欠いた岩出は、 戦力ダウンを6年生がカバー。 序盤から積極的なサーブで主導権を握ると、 髙松の力強いスパイク、 主将阪口の冷静なフェイントなどセッター小栗との息の合ったプレーで確実に得点を重ねた。 4、 5年生の選手たちもレシーブで粘りを発揮、 第1セットを21―9で先取すると、 第2セットも勢いは止まらず、 5年生主体で臨んだ紀の国の反撃を抑え21―15で連取、 平成18年以来の栄冠を手にした。

 岩出の井端監督は「6年生を信じていたが、 本当によく頑張ってくれた。 近畿でも自分たちのバレーができる試合を1つでも多くしたい」とし、阪口主将は 「近畿もサーブで攻め、相手を崩して勝ちたい」と意欲を示した。

 女子準決勝では、 YOKOが、 麻生津に第1セットを奪われたが第2セットから挽回、 見事な逆転でフルセットの末破った。 第3代表決定戦は麻生津が、 自分たちの準決勝と相反した僅差の大逆転劇で近畿切符をつかんだ。 近畿大会出場チームのメンバーは次の皆さん(海南海草、 那賀地方) 。

 【男子】
 《岩出》監督=井端俊二▽主将=阪口陽太▽選手=髙松大稀、 小栗大輝、 梅田陽登、 岩渕匠、 新田義宗、 橋本龍真、 郡未来人、 橋詰直輝、 梅田朋哉、 宗和柾樹、 新田将義

 《紀の国VBC》監督=山本安雄▽主将=石川星▽選手=上野山航季、 杉本太唯地、 楠本竜也、 田中康平、 木下竜海、 上田隼輔、 山本武蔵、 浜端一磨、 橋本和磨、 池内裕哉、 上野優吏

 【女子】
 《STARS》監督=西村崇司▽主将=瀧本さくら▽選手=北東波奈乃、後和七海、佐々木美友、脇実来、西村美海、森本真佳、硯実紅、鯨優奈、泉榛香、隅田萌美、野上里奈、坂口珠世、宮尾和華、田中利奈、児玉有梨紗

 《麻生津》監督=小垣由加▽主将=小垣優希乃▽選手=野崎叶和子、 菅原楓加、 則村悠南、 磯部舞衣、 嵯峨あかり、 金田優里、 田畑夢永、 中浦菜々香

関連記事

同じカテゴリのニュース一覧