桐蔭中生が8位入賞 水ロケット世界大会

APRSAF―18水ロケット大会
5日、帰国した鶴田君、北村君、藤木教諭 (左から、JR和歌山駅で)

 3、 4の両日、 シンガポールで開かれた、 世界の学生が水ロケットの打ち上げ技術を競う 「APRSAF―18水ロケット大会」 に日本代表で出場した県立桐蔭中学校 (和歌山市吹上、 勝丸健司校長) 2年生の北村健浩君 (13) が8位に入賞した。 北村君は 「世界の壁は高かった。 悔しい! 来年も絶対行きたいです」 とリベンジを誓った。

 同大会は宇宙航空研究開発機構宇宙教育センター、 シンガポール宇宙技術協会 (SSTA) などが共催。 世界各国から55人が参加。 北村君は、 鶴田曙也君 (14)、 藤木郁久教諭 (42) と3人チーム 「チームスペース桐蔭」 の一員として参加。

 大会は個人戦。 発射台から60㍍先のパイロンを目掛けて水ロケットを計2回飛ばし、 飛距離で点数を競う。 パイロンからの距離が4㍍までは100点 (Aゾーン)、 6㍍は80点 (B)、 12㍍は50点 (C) と、 近いほど高い点数が得られる。

 北村君は1回目の打ち上げでパイロンから1・75㍍離れたところに着地させ、 暫定3位に躍り出た。 しかし、 2回目は天候が悪化し、 突然のスコールに見舞われた。 気圧の変化などに対応できず、 結果はBゾーンに30㌢ほど届かず、 150点に終わった。

 北村君は「これは運もあると思う。今度は風向きを見る道具を作ったりして工夫したい」 と熱意。総合得点130点で、惜しくも上位入賞を逃した鶴田君は 「水ロケットに取り組む人口の多さに驚いた。 英語をもっとしゃべれるようになってまた挑みたい」と意気込んでいる。

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