1月9日 「裸詣り」の参加者募集

裸まいり
昨年、有志が参加して行われた裸まいり

 戦前、 紀の川筋の新成人の男性が1月15日の夜明けに下帯一つで伊太祁曽神社(和歌山市)に参拝し、 無病息災を願った 「山東の裸まいり」。 現在では廃れてしまったその慣習を復活させようと、 地元の市民団体 「山東まちづくり会」 は来年1月9日に 「紀州・山東 裸詣(まい)り」 を企画、 参加者を募っている。

 裸まいりは1月15日の魔よけ・厄よけの祭り 「卯杖 (うづえ) 祭」 の日に、 しめ縄を腰に巻いて上半身裸で同神社に参拝。 成人の通過儀礼とされ、 昭和50年代まで行われていた。 おととし、 昨年と有志で行っており、 地元の80代の男性や少年野球チームも参加している。

 今回は同祭と違う日だが、 同会は 「地元の行事を伝えるとともに、 新しい形の伝統として受け継いでいきたい」 と意気込んでいる。

 当日は、同市明王寺の四季の郷公園をスタートし、足の神を祭る足守神社、 伊太祈曽駅、伊太祁曽神社までの約4・1㌔を上半身裸(女性は白Tシャツ着用)で、腰にしめ縄を巻いて走る。年齢不問。同会は「多くの人に参加してほしい」と呼び掛けている。

 参加費1500円。 申し込みは、 住所、名前、 生年月日、 電話番号、 メールアドレス、 ファクス番号を、 はがき、 ファクス、 メールのいずれかで、 同会 「裸詣り」 係 (〒640―0301、 和歌山市木枕27―1、 FAX073・478・2636、 メールsandomachikai@gmail.com) へ。 問い合わせは、午後6時以降、 同会の吉田さん(℡090・5159・1235) まで。

関連記事

同じカテゴリのニュース一覧