和歌山リトルシニアが準優勝 第7回タイガースカップ

和歌山リトルシニア
準優勝と健闘した和歌山リトルシニア

 ことしの少年野球(硬式)関西ナンバー1を決める第7回タイガースカップがこのほど、 兵庫県西宮市の阪神甲子園球場を主会場に開かれ、 シニアリーグ代表の和歌山リトルシニアが準優勝と健闘した。 決勝では大阪東淀川ボーイズに1―7で敗れたが、 準決勝の姫路アイアンズヤングには5―4と鮮やかな逆転劇を披露。 この試合で2死満塁から走者一掃の2塁打を放ち、 勝ち越し点を挙げた橋本昂樹選手が敢闘賞を獲得した。

 ◇準決勝
姫路
03010004
000050×5
和歌山

 ◇決勝
東淀川
02302007
01000001
和歌山

 大会はシニア(リトルシニア関西連盟)、 ボーイズ、 ヤングの各リーグ代表10チーム(中学2年生以下)による、 トーナメント戦が繰り広げられた。

 関西秋季大会を制した和歌山リトルシニアは、 準決勝から出場。 姫路アイアンズヤングと対戦した。

 先攻の姫路に2回に3点、 4回に1点と4点のリードを許した和歌山は5回、 2死から3四死球で満塁と、 相手投手の乱調からつかんだ好機に、 3番の日高が右前に運ぶ2点適時打で反撃の口火を切った。 4番の田端が死球で歩き、 再び満塁とし、 続く橋本が左中間を抜く勝負強さを発揮。 走者全員が生還する劇的な逆転に、 応援団の声援もひときわ大きかった。

 守っては5回から救援の田端が、 走者を出しても併殺で切り抜けるなど落ち着いたマウンドさばきで、 姫路打線に得点を与えず、 1点差を守り抜いた。

 決勝では、 東淀川のエース岡田に、 わずか2安打に抑えられ、 2回に相手守備陣の失策で1点を挙げたものの、 和歌山打線の反撃には至らなかった。 優勝は逃したももの、 来春の全国選抜大会の出場を決めている和歌山ナインには、 実り多い敗戦でもあり、 新たな飛躍が期待される。

 敢闘賞を獲得した橋本選手は 「受賞はうれしかった。 みんながつないでくれて、 自分に好機が回ってきた。 選抜大会に向け、 チームみんなで頑張る」 と意欲を示した。 和歌山ナインは次の皆さん。

 会長=小畑美代子▽事務局長=加納安廣▽監督=小畑高準▽主将=田端拓海▽選手=中野嶺、西山統麻、橋本昂樹、肥生竜靖、北村太志、日高幹人、森茂樹、島本晃希、濱田聡一郎、早田宏遥、北畑裕士、塩谷怜恩、井上航、後藤功記、石山紘也、三宅玲生、宮崎紀太朗、岡龍志、中澤海斗、森凱豊、釣本昂城、糸山太知、見澤秀規、天野武瑠

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