竹中平蔵氏「和歌山の音楽レベルは高い」

NPO法人和陽文化振興会
竹中理事長(右から2人目)、西さん㊨の前で生演奏する桐蔭高校箏曲部

 日本の伝統文化に触れる機会をつくろうと活動しているNPO法人和陽文化振興会 (竹中平蔵理事長) は23日、 和歌山市民会館で箏 (そう) のクリスマスコンサートを開き、 約150人が市民ホールに響くみやびな音色に酔いしれた。

 竹中理事長と箏曲家の西陽子さんがパーソナリティーを務める、 和歌山放送のラジオ番組 「音楽って素敵なこと」 (毎月第3土曜午後9時~) の公開録音を兼ねたコンサート。 前半は県立桐蔭高校箏曲部の部員ら8人が出演し、 鈴や爪を鳴らしたり、 箏の胴をたたいてリズムを取ったりしながら、 楽曲 「ことつるぎ」 を抑揚豊かに演奏した。

 竹中理事長は 「素晴らしくて鳥肌が立った。 和歌山の音楽はレベルが高いということを、 和歌山の人が認めることが大切。 若い人には本当にやりたいことをどんどんやっていってもらいたい」 と話していた。

 後半では西さんの教室生がビバルディの 「四季」 より「春」を演奏。 公開録音の終了後には、 桐蔭の生徒と合同でクリスマスソングも披露した。 前半は1月21日、 後半は2月18日に放送される。

 同会は昨年10月に設立し、 活動はことし2月に続いて2回目。

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