男子楠部、女子竹原が初V ジュニアテニストーナメント


喜びの上位入賞者(前列は優勝者)

 第18回中村達司杯ジュニアテニス大会兼トヨタトーナメント(月山和男大会会長)の決勝が23日、紀三井寺公園テニスコートで行われ、男子は和歌山インドアTCの楠部佑真(明和中3年)、女子はWATSの竹原桜(高積中1年)がともに初優勝を飾った。小学6年生から高校1年までの男女合わせて72人がトーナメントで激突。3セットマッチで行われた決勝は、楠部、竹原ともにセットカウント2―0のストレートで快勝した。両選手は4月4日に名古屋市の東山公園コートで開幕する全国大会に出場する。しんぽう写真館はこちらから

 大会は1回戦から準々決勝まで1セットマッチ、最終日の準決勝、決勝は3セットマッチで行われた。

 男子決勝は、準決勝をいずれもフルセットの大接戦の末、勝ち上がった楠部と岡田宗宏(WATS)が対戦した。楠部は序盤から落ち着いた試合運びで、確実に得点を重ね、第1セットを6―2で奪った。主導権を握った楠部は第2セットでも優位に展開、力強いサーブがさえ、岡田の反撃を許さず6―0で圧倒した。

 優勝カップを手に楠部選手は「親にいいクリスマスプレゼントができて良かった。準決勝の方が苦しかった。決勝は相手の動きを冷静に見れ、気持ちが集中できた。全国では優勝を狙う」と闘志を燃やした。

 女子は4強のうち、1人が棄権したため、決勝は、準決勝で中村遥華(和歌山インドアTC)を下した竹原と不戦勝の圦本茉暉(日高高付属中)が顔を合わせた。竹原は連戦の疲れも見せず、序盤から果敢に攻め第1セットを6―3で先取した。第2セットに入っても竹原の動きは素早く、再三のラリーでも、諦めないプレーが圦本のミスを誘い6―2で連取。全国切符をつかんだ。

 竹原選手は「決勝ではフォアが完璧だった。積極的な攻撃で、全国は1回でも多く試合がしたい」と笑みがこぼれた。準決勝、3位決定戦の結果は次の通り。

 【男子】準決勝=楠部2(6―0、3―6、6―3)1宮井優輔(Let・TP西浜)▽岡田2(6―4、0―6、6―2)1仁坂拓未(ISTA)◇3位決定戦=宮井2(6―3、6―4)0仁坂

 【女子】準決勝=竹原2(7―5、6―3)0中村

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