きのくに信金が中野上小で出前授業


1万円札をじっくりと見る児童ら

 海南市椋木の市立中野上小学校 (藤田直子校長) で27日、 きのくに信金の出前授業 「きのくにマネースクール」 が開かれ、 6年生36人が日本の紙幣の特徴などを学んだ。

 同金庫が社会貢献活動の一環として県内の小中学校を対象に行っている取り組み。 営業推進部の濱田和寿副長 (39) が講師を務め、 本物の1万円札を使い、 日本紙幣の高い偽造防止技術を紹介した。

 透かして見た時に模様が浮かび上がる 「すき入れ」 と呼ばれる技術をはじめ、 見る角度で色が変わる 「ホログラム」、 NIPPON GINKOとごく小さい文字で印刷された 「マイクロ文字」 などさまざまな技術に、 児童らは 「日本のお金ってすごいな!」 と夢中になって確かめていた。

 海外紙幣を学ぶ授業では、 アジアや欧州など8カ国の紙幣を見比べた。 国によって大きさや色、 絵柄、 貨幣価値などが違うことを学習した。 また、 1億円分の模造紙幣 (約10㌔) を持ち上げ、 その重さを体験するコーナーも人気だった。

 新井祥真君 (11) は 「一億円は重かった。 オーストラリアの紙幣がプラスチック製でびっくりした!」 と興奮していた。

 濱田副長は 「お金の大切さと正しい使い方を学んでほしいですね」 と話していた。

関連記事

同じカテゴリのニュース一覧