県内初のワニの歯化石 自然博物館で展示

白亜紀前期以前
県内で初めて発見されたワニの化石

 県内で初めて発見されたワニ類の歯の化石が7日から、 海南市船尾の県立自然博物館で展示される。 4月8日まで。

 発見者は有田市立箕島小学校6年生の桑山賢周君 (12)。 昨年5月2日、 桑山君が遠足で同市千田の海岸を訪れ、 友人と化石探しを行ったところ、 この海岸でよく見つかる植物化石とは違う化石を発見。 同館が国立科学博物館に写真を送って相談したところ、 ワニの歯の化石だと分かった。

 中生代白亜紀前期 (約1億3000万年前) のもので、 大きさは約7㍉。 ワニの化石は日本各地から産出されているが、 白亜紀前期以前のものは数例しか見つかっておらず重要だという。

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