「福は内、福は内」 粉河寺で節分会
仏像に向けて豆をまく逸木副住職
一年の厄よけ開運などを祈願する節分会が3日、 紀の川市粉河の粉河寺で開かれ、 本堂内で 「鬼は外」 がない伝統の豆まきがあった。
同寺では、 寺の本尊 「千手観音」 の化身である童男大使が鬼に助けられたという伝説から、 鬼は良いものという思想が古くから受け継がれている。
法要には、 僧侶6人、 参拝者20人が出席。 僧侶らが読経する中、 逸木盛俊副住職が 「福は内、 福は内」 と大声を上げ御堂内を一周しながら各仏像や参拝者らに向けて豆をまいた。
祈祷後には、 参拝者らに豆が配られた。
法要に出席した阪南市の辻本双美子さん (73) は 「家族が無事一年を過ごせるように祈りました。 いつもこの日は、 豆と太巻きを食べ、 福豆茶を飲んで 『福づくし』 なんです」 とにっこり。
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