11日 岩出で史跡調査の現地説明会

室町時代後半
溝に投げ込まれた石像物の跡

 岩出市根来で行われている京奈和自動車道建設に伴う史跡調査で県文化財センターは11日午後1時半から、 現地説明会を開く。

 現場は 「若もの広場」 北側駐車場から北東に約400㍍。 約3400平方㍍の畑だった場所で、 15~16世紀の室町時代後半のものとみられる石垣や石組み井戸などが発見されている。 無数の規則正しい溝も発見され、 当時の根来寺子院を区画していた跡とみられている。 一つの溝には、 整地する際に投げ込まれたとみられる五輪塔や石像が残されている。

 当日は現地で見つかった、 僧兵が使用したとみられる火縄銃の鉛製鉄砲玉 (丸形で直径1㌢) も公開される。 同広場駐車場を使用できる。 問い合わせは現地事務所 (℡0736・62・2919)。

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