20周年で全国誌上大会 和歌山県川柳協会


「皆さんもぜひ投句を」 と呼び掛ける三宅会長

 ことし発足20周年を迎える県川柳協会(三宅保州会長、 500人)は、 全国の著名川柳作家7人が選者を務める、 記念の全国誌上川柳大会を開く。 投句は海外からも寄せられる予定で、 三宅会長(76)は 「川柳は紙と鉛筆があれば誰でも作れます。 応募資格はありません。 『楽しみは頭ひねって五七五』。 皆さんもぜひご参加ください」 と投句を呼び掛けている。 後援は全日本川柳協会、 県・市(予定)など。

 同協会は、 平成4年に第16回全国川柳大会が和歌山で開かれたのを機に、 川柳の普及と結社同士の親睦を目指し翌年発足した。 三宅会長が主幹を務める 「和歌山三幸川柳会」 や、 「川柳塔わかやま吟社」 (川上大輪代表)、 番傘とらふす川柳会(田中山海代表)など県内11の結社が所属している。

 昨年までは全国から人が集う大会を毎年開催してきたが、 ことしは 「人間なら成人」 と初めて誌上大会とし、 句の題を 「川」 「つなぐ」 「リズム」 「古道」 の4つにした。

 川柳は、 江戸時代、 俳句と共に俳諧から生まれた文芸で、 人間や社会、 物事などを対象に喜怒哀楽などの感情を5・7・5の文にするもの。 川柳ブームの今、 結社は全国で1000社を超え、 ブラジルや米国、 オーストラリア、 台湾にもあるという。

 三宅会長は 「川柳は親しみやすく、 とっつきやすい。 口語体でいいし、 会話調でも和歌山弁でもいい。 よむ題材は無尽蔵。 そして何歳からでもできる。 100歳の方もいらっしゃいますよ」 とし、 「20周年を迎えられたことは感謝です。 皆さまの投句が本当に楽しみです」 と笑顔で話している。

 投句は各題2句。 投句料は1000円。 投句者全員に発表誌が送られる。 投句締め切りは5月31日(必着)。 送り先は、 〒642―0011、 海南市黒江1―342、 県川柳協会会長、 三宅保州宛て。

 投句用紙など詳しい問い合わせは、 同協会の古久保事務局長(℡・FAX073・423・8930)。

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