鞆渕中で2年ぶり卒業式 4人巣立つ


答辞を読む4人の卒業生

 9日、 県内のほとんどの公立中学校で卒業式が行われた。 紀の川市中鞆渕の市立鞆渕中学校 (生徒14人、 信定俊彦校長) では、 卒業生4人 (男子2人、 女子2人) が母校を巣立った。

 同校は昨年卒業生がいなかったため、 2年ぶりの卒業式となった。 式には、 松下裕市教育長ら地域の関係者約20人が出席。 信定校長は 「諦めず、 一歩ずつ頑張って大きな目標に向かってほしい。 活躍する姿を期待しています」 と式辞。 在校生代表として生徒会長の西平朋生君が送辞を述べた。

 卒業生の川野翔平君、 山本峻也君、 越智由妃さん、 金川美早紀さんの4人は答辞で、 恩師や両親らに感謝の言葉を送りながら 「人生というパズルをしっかりと組み立てていきます。 周囲の人たちと共有するピースを大事にしながら成長したい」 などと述べた。

 山村留学で2年生の1月に大阪府熊取町から転校してきた山本君は 「本当に楽しかった。 みんな仲が良かったので卒業するのは寂しい。 また鞆渕に来たい」 と笑顔で話していた。

関連記事

同じカテゴリのニュース一覧