宮が3冠達成 和歌山県少年サッカーAリーグ

宮イレブン
県リーグ戦を制し今期3冠を決めた宮イレブン

 第35回県少年サッカーリーグ(Aリーグ)決勝大会が、 このほど新宮市のやたがらすサッカー場で開かれ、 宮(和歌山市3位)が接戦を勝ち抜き、 見事優勝を飾った。 昨年末に埼玉県の学校に転校した細谷主将が大会出場のために駆け付け、 ラストゲームを1試合でも多く続けたいという思いがチームを一丸にし、 四箇郷(同1位)との決勝をPK戦の末5―4で制し、 県スポ少大会、 オークワカップ・WTV大会と合わせ今季3冠を達成した。

 ◇決勝
 宮(0―0、0―0、延長0―0、0―0、PK5―4)四箇郷
 大会には和歌山市をはじめ伊都那賀、 海南日高、 東西牟婁の4ブロックの代表16チームが出場。 トーナメントで激突した。 試合は8人制で行われ、 初戦から1点を争う激戦が繰り広げられた。

 宮の細谷主将は、 転校はしたが、 チームメンバーとしての登録はそのままで、 久しぶりの実戦でもチームメートとの息の合ったプレーを披露。 攻守の要としてムードを盛り上げ、 俊足のFW西川との果敢な攻撃で相手ゴールに迫った。 1回戦の竜門FC(伊都那賀2位)を2―1で下した後は、 決勝まで3試合連続PK戦の厳しい展開となったが、 守りでもDF岡野やGK安住らを軸に堅守がさえ、 決勝ではFW竹本やMF豊原らを中心に3試合で11得点を挙げた四箇郷を完封した。  注目のPK戦では3試合連続で全員がノーミスの正確なシュートを決め、 安住のナイスセーブが光った。

 宮の森監督は 「PK戦の緊迫した中で全員ミスをせず、 優勝できたのは、 細谷と一緒にプレーしたいと願う選手1人ひとりの気持ちが実ったのだと思う」 とし、 西川選手は 「優勝できてうれしかった。 戻ってきた細谷のためにもPKは絶対決めると思った」。  岡野選手は 「緊張感の中でも練習の成果が発揮できた。 みんなで力を合わせた優勝だと思う」 と勝利をかみしめた。

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