自民 石破前政調会長が岩出で演説

石破前政調会長
党の反省と展望を述べた石破前政調会長

 自民党の石破茂前政調会長 (55) は17日、 岩出市宮のホテルいとうで開かれた自民党の会合で演説し、 「自民党はあまりに長く与党だったので、 有権者への 『ありがとうございます』 という思いを忘れていた」 と反省の言葉を述べるとともに、 次期衆院総選挙に向け党員の結束を呼び掛けた。

 石田真敏衆院議員 (和歌山2区支部長) の国政報告会に招かれたもの。 会場には党員約800人が集まった。 石破前政調会長は政治が国民に支持されなくなった理由を 「私の議員生活25年の中でも総理が18人 (現政権合わせ) 代わった」 とし、 「これでは 『もっと真面目になって』 となる」 と述べた。

 また、 国会の争点になっている諸問題にも触れ、 消費税増税については 「参議院選の時から税率10%と言っている。 与野党協議に応じられないのは、 与党内の意見が一致していないから」、 TPP問題については 「コメは高い関税をつけているが、 国内では減反している現状がいいと思わない。 (TPPに参加し) 農道やため池の整備、 後継者不足解消が大切だ」 と持論を展開した。

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