松源の食・農の取り組み評価 三井住友銀
融資実行証を受け取った桑原社長㊧
三井住友銀行(國部毅頭取)は、県内を中心にスーパー36店舗を展開する㈱松源(本社=和歌山市田屋、 桑原一良社長)が良好な食・農に関する取り組みを実施していると評価し、 「SMBC食・農評価融資」 の実施を決定。 21日、 同社で融資実行証を贈った。 昨年4月に始めた融資で、全国で6社目、県内では初めて。
同融資は、 同行と日本総合研究所(木本泰行社長)が40項目にわたる独自基準で、 企業の食・農に関する取り組みを評価。 結果に応じた融資条件を設定するとともに、 取り組み内容に関する今後の改善余地を、 簡易診断の形で提供している。
今回は、 同社が 「おしいさ・鮮度・サービス・価格」 の全てで地域ナンバーワンを目指して各地の地場畜産物を取り扱い、 産地との緊密な関係構築に取り組んでいる点▽社員が客に同行する形式で産地への 「お客さま旅行」を開催し、客・産地・同社の3者でのコミュニケーションを長く継続している点の2点を特に高く評価した。
この日は、 同行和歌山法人営業部の池田敏男部長が桑原社長に実行証を手渡した。 同社営業部の桑原太郎部長(32)は 「和歌山を中心とした日本の農水産をお客さまにもっと知ってもらいたいと思っている中で評価をいただき、 ありがたい。 今後の課題も見えてきたので、 気を引き締め、 おいしいものを提供できるように商品を選定していきたい」 と喜びを語った。
同融資は同行の全国10万社以上の取り引き先企業の中から、 アサヒビール㈱や、 がんこフードサービス㈱などが受けている。
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